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トップ > 単行本紹介 > 探偵工女

探偵工女 富岡製糸場の密室 / 翔田寛

定価¥1,500円(税別)

探偵工女

富岡製糸場の密室

翔田寛

歴史と推理を融合させる
翔田寛の明治維新ミステリー

どうしても知りたいんです、真相を!

創業当時の新[世界遺産]を舞台に、
時代を切り拓いた乙女が大活躍。

あらすじ

明治新政府が総力を挙げて建設した富岡製糸場。開業翌年の明治6年、時の皇太后と皇后がその地へ初めての行啓をする直前に、工女が死体となって発見された。
2014年、新たに世界遺産に登録された群馬県の富岡製糸場は、明治初頭の大規模な建造物群が現存する産業施設であり、激動の時代であった明治維新を象徴する文化遺産である。創業当時、付近で流れていた、「工女になると生き血を吸われる」という奇怪な噂は本当だったのか。
さらに一人の工女が忽然と姿を消し、工場に暴動の危機が迫ったとき、彼女たちの若き傍輩が立ち上がる──。近代日本の夜明けを巡るミステリー!

編集者より

翔田寛さんの『探偵工女 富岡製糸場の密室』が企画として立ち上がったのは、富岡製糸場が世界遺産に登録される2年前のことでした。翔田さんは、2008年の第54回江戸川乱歩賞を受賞された『誘拐児』、続く『逃亡戦犯』と、戦後の混乱期を描くミステリーを連発し、さらに江戸から明治へ時代が大きく動いたさなかに実在した日本初の西洋式ホテルをモチーフに、2012年、『築地ファントムホテル』を上梓しました。その直後、次回作に向けての打ち合わせで、翔田さんがすぐに挙げられた舞台が、日本の近代化の象徴と言える「富岡製糸場」だったのです。『築地ファントムホテル』での築地ホテル館の焼失や、本作で触れられている富岡製糸場への皇太后と皇后の行啓は史実ですが、主人公が謎解きに挑む事件は、いずれももちろんフィクションです。かつての日本を描く筆力に定評があり、そのなかで時空を超越した人間の業と謎を探求し続けている翔田寛さんの“明治維新ミステリー”を是非お楽しみください。

著者

翔田寛(しょうだ・かん)

1958年東京生まれ。2000年「影踏み鬼」で第22回小説推理新人賞を受賞しデビュー。2008年『誘拐児』で第54回江戸川乱歩賞を受賞。ミステリーと時代小説の両ジャンルで健筆をふるっており、2014年、「墓石の呼ぶ声」で第67回日本推理作家協会賞短編部門候補となった。他の著書に『逃亡戦犯』『築地ファントムホテル』などがある。

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