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我が名は秀秋

定価¥1700

我が名は秀秋

矢野 隆

ニューウェーブ時代小説の先頭に立って、次々に歴史小説を世に送り出す著者の最新作。関ヶ原の合戦でひとえに裏切り者の汚名を着た、青年武将・小早川秀秋。その人物像に対して、徳川260年の時代のフィルターの存在を予想し、現代人の歴史観に疑問を投げかけた、渾身の意欲作です。

あらすじ

秀俊は13歳にして豊臣家を出て、備後国の小早川隆景の養子となる。秀吉の信頼厚く、毛利家内でも重きのある人物だ。対面して秀俊は隆景の眼鏡に適い、秀俊も隆景に好感を持つ。翌々年、時代が大きく動きはじめる。和平交渉で朝鮮と決裂し、再出兵が決まる。秀俊は日本の軍勢の総大将に任じられるが、出陣の準備のさなか、義父・隆景の訃報がもたらされる。初めて温めてきた親子の契りとの決別。秀俊は秀秋と名を改めて出陣する。

●所詮、歴史は勝者のためにあると嫌になるほど思い知った。 関ヶ原の地に赴いて、松尾山の頂上で合戦部分を読み返したい本でした。(大阪府 30代男性)

●父、隆景のため小早川家のために、自分のできる全力を尽くそうとするその心の変化に胸が熱くなる。そして名を秀秋に変えた時の、生涯をかけて小早川家に尽くそうという秀秋の心意気がぐっときた。読後は秀秋の人生を誰かに語りたくてたまらなくなる。(千葉県 20代男性)

●関ヶ原の戦いでの、歴史に残る彼の裏切りはなぜ行われたのか? 教科書には書かれていなかった真実がこの本の中にある。四の五の言わず、いますぐ読むべし!(大阪府 40代女性)

●数々の戦国ものの本やドラマで、弱々しく卑怯で卑屈に描かれる秀秋像がここまで凛々しい青年に描かれるとは! 歴史とは勝者が紡ぐ過去。本当はどうなのか、ものすごく気になる。(神奈川県 40代女性)

●少年期の秀秋が登場した、読みはじめから世界に引き込まれ、読み進めるのが楽しみになってしまった。この小説で新しい像を結んだ秀秋は、はじめて本当の姿を現代の私たち に見せてくれたのではないかと思う。(静岡県 40代男性)

●いままで知らなかった小早川秀秋の顔が、とにかく見たいと思った。家族というのは、血の繋がりや歳月ではなく、自分自身の想いが何処にあるか、だということがとても心に残った。(神奈川県 40代女性)

●朝鮮で指揮を執る秀秋。高台院の思惑。他の武将からの噂、陰謀、内通…やはりこの時代は面白い! 正しい歴史なんてわからない。だからこそ、こうであったのかもしれない…こういうところもあったのかもしれない…とワクワク読み進められます。(埼玉県 40代女性)

●隆景との父子愛。血縁以上の尊敬と家の隆盛を願う秀秋の姿に武士としての生き方を見た。めまぐるしく展開する物語に一気に完読した。久々に男のロマンを感じた作品だった。「我が名は秀秋」と叫んだ時の様子が思い浮かぶようだった。(埼玉県 50代男性)

●汚いレッテルをさんざん貼られてきた小早川秀秋の評価をことごとく覆し、自らの意志、自らの手で歴史を変えた男として、みごとに蘇らせた。少年の無限の成長可能性を信じた「若者賛歌」として受けとめたい。(岐阜県 60代男性)

●いままで不思議でならなかったこと、長年の疑問が氷解していくのを感じた。ここにいるのは、傷ついた心を抱えながら自分が存在する意味を求めて、必死に生きる一人の子供である。(北海道 40代男性)

●読んでみて真っ先に思ったことは、主人公「小早川秀秋」が現代の青少年そのものであり、まるで人生を憂える中高生だという点です。特に秀秋の心理描写が多く多感な感じが瑞々しく描かれていて、いままでの歴史小説等とは大きく雰囲気がことなっていると感じました。(東京都20代 男性)

●歴史小説という形式をとっているが、「家族の絆とは何なのか?」「血の繋がりとは何なのか?」という時代を超えた不変のテーマを問う家族小説である。この「我が名は秀秋」を読まずして、関ヶ原の合戦を語ることなかれ!(東京都 50代男性)

●関ヶ原で秀秋が決断したあの一瞬、鳥肌が立ちました。それから終結までは興奮の連続!小早川秀秋と言う人物の、本当の心が分かった気がしました。そしてますます、戦国時代の奥深さを感じました。(香川県 30代女性)

●歴史が苦手な人には、先入観なく読んでもらいたい。難しいことは抜きにして、一人の男の成長として、こんなに面白いものはない。世の男子たちよ、心優しき男子とは、筋を通すとはこのことだ!(山梨県 30代女性)

●歴史の事実、あるいは表層だけを見ていてはたどりつけない血の通った、人の感情、人間のドラマ、時代をつくっていく荒波が見えてくる、感じられる。そんな面白さのある作品だ。(高知県 50代男性)

●これほど読みごたえのある歴史小説に出会えたのは久しぶりだ。「異聞」や「奇譚」というありがちな形に逃げず、史実を正確に踏まえつつ、小早川秀秋という人物と真正面からぶつかっている。そのロジックは司馬史観を揺るがし、エンターテイメント性においては隆慶一郎に比肩すると言っても過言ではない。(大阪府 40代男性)

●戦国の世でも類い稀なる境遇を的確に描き、若き武将の決断へと、見事に紡いで魅せてくれた。史実を踏まえての独自の解釈・評価を堪能できました。(神奈川県 60代男性)

●仙台藩の御家騒動で悪役であった原田甲斐を、まったく逆に隠れた忠義の士として描いた「樅の木は残った」に、肩を並べる作品と感じた。(静岡県 60代男性)

●これなら裏切ってもしょうがないと読者に納得させ、人間味溢れる秀秋像を演出しているため、無理なく読むことができました。小説として大変質が高いと思いました。(埼玉県 40代男性)

●歴史再考の血のたぎる一書。彼の内面描写、心理の襞が細やかに描かれ、感情が移入していく。関ヶ原の茫漠とした荒野が脳裏に鮮やかによみがえった。最後も意外なラストで心が衝かれ、涙が流れた。(神奈川県 50代女性)

著者

矢野 隆(やの・たかし)

1976年福岡県久留米市生まれ。2008年『蛇衆』にて第21回小説すばる新人賞を受賞。その後、『無頼無頼ッ!』『兇』『勝負!』など、ニューウェーブ時代小説と呼ばれる作品を手がける。また、『戦国BASARA3 伊達政宗の章』『鉄拳 the dark history of mishima』といった、ゲームのノベライズ作品も執筆し、若手時代小説作家として注目される。近著に『乱』『信玄の首』『覇王の贄』『弁天の夢 白浪五人男異聞』、共著に『決戦! 関ヶ原』『NARUTO シカマル秘伝 闇の黙に浮ぶ雲』などがある。

矢野 隆の好評既刊

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