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トップ > 単行本紹介 > 産む、産まない、産めない

産む、産まない、産めない / 甘糟りり子

定価¥1,500(税別)

産む、産まない、産めない

甘糟りり子

妊娠と出産を見つめる、女性のための短編集

スペシャルページ
甘糟りり子×白河桃子 「産む」という女性の選択

あらすじ

・最後の選択──出世と出産、あなたならどちらを優先させますか? 予想外の妊娠に揺れる、四十歳の選択とは。
・ポトフと焼きそば──血の繋がらない息子と実の娘との距離感。ステップ・ファミリーという新しい家族の形。
・次男坊の育児日記──増えているとはいうものの、男性の育児休暇はまだまだ少数派。いざ申請すると、どんな毎日が待っているのだろうか。
・コイントス──老舗の呉服屋に嫁いだ日から、跡継ぎを産む、というプレッシャーがはじまった。不妊治療を受けるものの……。
・温かい水──お腹の中の我が子の心音は止まってしまった。大きな悲しみに飲み込まれそうになる夫婦たち。
・花束の妊娠──高校在学中に産んだ娘が、同じように十六歳での妊娠。シングルマザーのとまどいと決意の物語。
・レット・イット・ビー──兄夫婦に産まれた子供には染色体異常があった。
・昨日の運命──親友同士、一人は未婚の母に、妊娠を望んでいたもう一人は子宮がんになる。友情の行方は。

山梨県・30代女性

同じ女性として、切実に真剣に出産に向き合う主人公たちを見て、読んでよかったと思えた。


福岡県・40代女性

どちらを選んでも正しい道なのだから、自信を持って選びたいほうを決めて生きていいのだと、彼女たちが語ってくれているようでした。


大阪府・20代男性

この本は、妊娠や出産に悩むすべての女性の力になってくれる本です。男性にも読んでほしい。


愛知県・30代女性

読んでいてとても苦しかったです。涙を何度も流し、読む手を止めて、考え込んで。


東京都・10代女性

悩みに悩み抜いて、自分なりに結論を出し、割り切っていく彼女たちに、尊敬の念を覚えずにはいられません。


奈良県・30代女性

正しい答えはないのかもしれません。それでも決めて、あるいは受け入れるのは世間じゃなく、自分自身。精一杯自分の道を歩むことの大切さを感じさせる一冊でした。。


東京都・20代女性

どの主人公にも感情移入して一緒になって考えて、だから涙が自然に出てきました。


神奈川県・40代女性

彼女たちに言いたい。産んでも、産まなくても、産めなくても、あなたたちはカッコイイ!

編集者より

これぞまさに著者渾身の作品です。何が渾身かというと、短編の中のほとんどの作品が、2008年に小説現代に掲載されたもので、当時ものすごくたくさんの取材をしたことを聞いていました。不妊治療や羊水検査など、簡単には扱えない内容が多かったからです。そして、掲載から6年近くの歳月。掲載後すぐに、単行本の打ち合わせはしていたのですが、長い時間が経ってしまいました。やはり、簡単には本にできなかったということでしょう。それぞれの難しい事柄を著者が昇華し熟成して、初めて単行本という形にできたのだと思います。「力を入れる」とか、「一生懸命がんばる」などとは違う意味での「渾身」を、本の中で感じていただけると幸いです。

著者

甘糟りり子(あまかす・りりこ)

1964年、神奈川県生まれ。玉川大学文学部英米文学科卒業。
ファッション、グルメ、映画、車などの最新情報を盛り込んだエッセイや小説で注目を集める。『中年前夜』では、中年モラトリアム世代の心情を描いて話題に。近著に、『逢えない夜を、数えてみても』『エストロゲン』『オーダーメイド』『穴のあいたバケツ』『ミ・キュイ』『長い失恋』など。

甘糟りり子の好評既刊