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トップ > 単行本紹介 > 我れ、美に殉ず

我れ、美に殉ず/ 小嵐九八郎

定価¥1,900円(税別)

我れ、美に殉ず

小嵐九八郎

それでも絵師たちは極めた。

あるいは地位を捨て、あるいは暮らしを捨て、あるいは家業を捨て、あるいは役職を捨てて。
躓いても、失っても、一本の筆に魂を込めた。

江戸の時代に瞬いた負を持つ絵師たちの凄絶な生涯!
著者渾身の歴史小説。

あらすじ

命尽きる間際まで、なぜ絵師たちは描き続けたのか。

久隅守景(くすみ もりかげ)――若くして「四天王」ともてはやされた狩野派をその後破門され、素朴な農夫の絵に辿りついた孤高の絵師。

英一蝶(はなぶさ いっちょう)――狩野派に入門しながら吉原通いを好み、将軍の側室を風刺して三宅島に島流しになった不羈独立の絵師。

伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)――青物問屋の長男に生まれ若くして店を継ぐも、早々に隠居して生き物を描き続けた、せつない博愛の画家。

浦上玉堂(うらがみ ぎょくどう)――藩の大目付の役にありながら、風流の道に憧れて脱藩し、七弦琴と絵筆を手に諸国を放浪した文人画家。

著者

小嵐九八郎(こあらし・くはちろう)

1944年秋田県生まれ。早稲田大学卒業。『鉄塔の泣く街』『清十郎』『おらホの選挙』「風が呼んでる」がそれぞれ直木賞候補に。'95年には『刑務所ものがたり』で吉川英治文学新人を受賞。2010年、『真幸くあらば』(講談社文庫)が映画化。他に『蜂起には至らず 新左翼死人列伝』(講談社文庫)『ふぶけども』(小学館)『水漬く魂』全五巻(河出書房新社)『日本名僧奇僧列伝』(河出書房新社)、歌集『おわりとね』(角川書店)などがある。近年、歴史小説に力を注いで『悪たれの華』『悪武蔵』(ともに講談社)を著し、また『天のお父っとなぜに見捨てる』(河出書房新社)では、イエスを斬新な切り口で描いて話題になった。

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