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トップ > 単行本紹介 > ジョン・マン 望郷編

ジョン・マン 望郷編/ 山本一力

定価¥1,600円(税別)

ジョン・マン

望郷編

山本一力

黒船来襲の十二年前。土佐の両氏の子・万次郎は、身ひとつで漂流し、
米捕鯨船ジョン・ハウランド号に救助される。
仲間と別れ、ひとり船に残り、アメリカを目指す。
世界は広い、どこまでも広い。
長い航海を経て、少年は新天地に降り立つ。

鎖国日本から漂流し、初めてアメリカの地で生活を送り、初めて地球を一周し、自力で帰国した誇るべき日本人の物語!

スペシャルページ

あらすじ

1843年5月、ジョン・ハウランド号は大量の鯨油を得て航海を終え、ニューベッドフォードへと無事帰港した。船の中での働きに対し109ドル23セントの配当金を得るが、これでは5人いっしょに日本には帰れない。思案する万次郎に、ジョン・ハウランド号で立ち寄ったハワイやグアム、南氷洋での航海の日々が甦ってきた。故郷では、万次郎たちが遭難した毎月6日になると、網元の徳右衛門が砂浜に座って無事を祈っている。

編集者より

万次郎たちを救助してくれたジョン・ハウランド号が、ニューベッドフォード港へと無事帰ってきたところから、物語は始まります。捕鯨がたいへん盛んだったこの時代、一度の航海もたいへん長いのですね。乗組員たちが金子を手にして、祝杯を挙げる冒頭シーンは何度読んでも高揚します。
そして、この巻では、なぜ万次郎があれほど英語が上達し、アメリカ人の仲間たちに信頼されていくかが実に丁寧に描かれます。『ジョン・マン』シリーズに接すると、「さあ、私もお仕事頑張ろう!」といつも前向きな気持ちに満たされるのです。

著者

山本一力(やまもと・いちりき)

1948年高知県高知市生まれ。都立世田谷工業高校卒業。14歳のときに上京し、高校卒業後、旅行代理店、広告制作会社、商社など十数種の職業を経験。1997年、「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年、『あかね空』で第126回直木賞を受賞。近著に、『花明かり』『とっぴんしゃん』『朝の霧』『五二屋傳蔵』『千両かんばん』などがある。本書は『ジョン・マン 波濤編』『ジョン・マン 大洋編』に続くシリーズ三作目。現在、もっとも多く連載を持つ人気作家のひとりであり、時代小説の名手である。人間へのあたたかなまなざし、情緒豊かな作風に定評がある。

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