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トップ > 単行本紹介 > ミドリのミ

ミドリのミ/吉川トリコ

定価¥1,500(税別)

ミドリのミ

吉川トリコ

あらすじ

重田ミドリは小学4年生。住み慣れたN市を離れることになってしまった。それは父・広に新しいパートナーが出来たからだ。そのパートナーとはカメラマンの平野源三という男。キャリアウーマンの母から離れて、父と源三の家に転がり混んだミドリ。転校した学校でもなかなかうまくなじめない。

父・広もミドリのこと、そして妻のこと、源三のこと――。様々なことで心を砕いている。離婚話はどうなるのだろう。そしてミドリにとって一番いいことは?

妻・貴美子も、ミドリと広が出て行き、仕事に邁進する日々を送る。離婚話は自分が拒否しているからもちろん進むはずもない。広の新しい恋人が男だという事実も受け入れられない。

”ふつう”だと思っていたことが、崩れていく。
でも毎日生きていかなくてはならない。
何が自分にとって幸せなのか、何が相手にとって幸せなのか。
それぞれが考える幸せの形。そして家族の形。

編集者より

”ふつう”って何だろう。
そう思ったことはありませんか。本作で出てくる登場人物たちは、世間的には”ふつう”から外れた生き方・考え方をしているかもしれません。しかし、彼らにとってはそれが”ふつう”。そんな中で精一杯悩みながら生きています。

ほんわかした表紙からは「可愛らしいお話なのかな」と思われるかもしれません。
もちろんそういう要素もありますが、胸にぐっと突き刺さる、ビターな物語です。

答えが出ないことが多い人間関係。
ひょっとしたら本作はそんなこんがらがった気持ちを解きほぐしてくれる一冊です。

著者

吉川トリコ(よしかわ・とりこ)

1977年愛知県生まれ。2004年「ねむりひめ」で女による女のためのR-18文学賞大賞・読者賞受賞。同作を含む短編集『しゃぼん』でデビュー。

2007年には『グッモーエビアン!』を原作にした単発ドラマ「なごや寿司ロックンロール グッモーエビアン!」が放映された。また、『戦場のガールズライフ』がBSで全20話でドラマ化された。
2012年には『グッモーエビアン!』が映画化され全国ロードショー。

作品の発表も勢力的に行っており、そのほかの著書に『夢見るころはすぎない』『少女病』『東京ネバーランド』など。
最新作は『ぶらりぶらこの恋』

吉川トリコの好評既刊

    なし