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トップ > 単行本紹介 > 秘恋 日野富子異聞

秘恋 日野富子異聞/鳥越 碧

定価¥1,800円(税別)

秘恋

日野富子異聞

鳥越 碧

後世「悪女」と呼ばれた日野富子は、一生秘した恋心と、命を懸けた夢を抱いていた。彼女はほんとうに悪女だったのか。夫である足利将軍との愛憎とは!──傑作歴史長編。

あらすじ

 老人は峠に立つ墓標に語りかけた。
「──真実は、その時代の権力者の思うがままに捏造されてしまいます。後の世の人々は、あたかもそれを事実と信じてしまい、まことに悔しい限りです。御代さまのことも希代の悪女と申す不心得者が出る始末で、何とも腹立たしくてなりませぬ」
 老人の名は喬之介。日野富子の幼なじみにして、信念に向かってまっすぐに歩んだ彼女の生涯を最後まで見守り続けた侍者だった。喬之介は、ひとりの女人を秘かに愛し抜いたことを誇りに思っていた。
 まだ伊作と呼ばれていた少年のころの、富子といっしょにいた日野の里での日々に、喬之介は思いを馳せた。「秘恋」の物語が始まった──。

著者

鳥越 碧(とりごえ・みどり)

1944年、福岡県北九州市生まれ。同志社女子大学英文科卒業。商社勤務ののち、90年、尾形光琳の生涯を描いた『雁金屋草紙』で第一回時代小説大賞を受賞。ほかの作品に『あがの夕話』『後朝』『萌がさね』『想ひ草』『蔦かずら』『一葉』『漱石の妻』『兄いもうと』『花筏 谷崎順一郎・松子 たゆたう記』『波枕 おりょう秘抄』『建礼門院徳子』などがある。また近著『めぐり逢い 新島八重回想記』では、独特の視点で新島襄と妻・八重の「奇跡の出会い」を描き注目を集めた。

鳥越 碧の好評既刊

    なし