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室町耽美抄 花鏡

定価¥1800

室町耽美抄

花鏡

海道龍一朗

庶民の「申楽」を、「能」という幽玄の域にまで高めた世阿弥。金春禅竹はその娘婿となり、義父とは違う座を率いながらも、指導を受けて深く結びついていった。そして義父の最期のとき、奥義が記された伝書が遺される。世阿弥が禅竹に伝えようとした秘法とは……表題作のほかに、能楽を大成した世阿弥を描く『風花』/闇を背負って禅の修行に明け暮れた一休宗純を描く『闇鴉』/わび茶の祖・村田珠光を描いた『詫茶』など、互いに連関する中編4編を収録。

あらすじ

『闇鴉』/アニメでも有名な一休禅師の苛烈な生涯。後小松帝の落胤とも噂された一休は、わずか6歳で母と別れ安国寺に預けられる。噂のせいで上輩にいじめられるなどして騒動を起こし、安国寺を放下させられる。17歳で謙翁宗為という禅師に私淑し、求道に目覚めていく。だが、師父は老境に入り、入寂の時を迎える。絶食断水のまま座禅をつづける師父。思いもよらぬ入寂の姿に遭遇してしまった一休は、入水自殺を図る。だが、覚悟が足りずに生き残り、こんどは華叟大師のもとで修業をはじめる。修行をするうちに大師から「一休」の道号を授かり、さらに悟りを開くが印可状は辞退し、野に下るのだった……。ほかに、能楽を大成した世阿弥を描く『風花』/能楽の本質に迫った金春禅竹を描く表題作『花鏡』/わび茶の祖・村田珠光を描いた『侘茶』など、全部で中編4編を収録。

著者

海道龍一朗(かいとう・りゅういちろう)

1959年生まれ。2003年に剣聖、上泉伊勢守信綱の半生を描いた『真剣』で鮮烈なデビューを飾り、中山義秀文学賞の候補作となり、書評家や歴史小説ファンから絶賛を浴びる。他に『乱世疾走』『北條龍虎伝』『早雲立志伝』『惡忍』『修羅〜加藤段蔵無頼伝』などの著作があり、日本国憲法の誕生をめぐる歴史巨編『百年の亡国』を著すなど意欲的な創作活動を続けている。2010年には『天佑、我にあり』が第1回山田風太郎賞、第13回大藪春彦賞の候補作となった。2012年『華、散りゆけど〜真田幸村連戦記』、2013年『我、六道を懼れず〜真田昌幸連戦記』を上梓。2015年、『六道』の後編が完結し、真田三部作が完成する予定。

海道龍一朗の好評既刊

    なし