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世にも奇妙な君物語/朝井リョウ

定価¥1,400円(税別)

世にも奇妙な君物語

朝井リョウ

今年二十五周年を迎えたテレビドラマ、「世にも奇妙な物語」の大ファンである、直木賞作家・朝井リョウ。映像化を夢見て原作を書き下ろした短編、五編を収録。

1 シェアハウさない
2 リア充裁判
3 立て! 金次郎
4 13.5文字しか集中して読めな
5 脇役バトルロワイアル

あらすじ

いくら流行っているからといって、経済的にも精神的にも自立した大人が、なぜ一緒に住むのか。(第一話 「シェアハウさない」)

その人がどれだけ「リア充」であるかを評価する、「コミュニケーション能力促進法」が執行された世界。知子のもとに、一枚の葉書が届く。(第二話 「リア充裁判」)

親のクレームにより、幼稚園内で、立っている金次郎像が座っているものに変えられた!(第三話 「立て! 金次郎」)



そしてすべての謎は、第五話「脇役バトルロワイアル」に集約される。


私は最近、フィクションの中の人間の行動において、それ相応の「理由」が求められすぎていることに辟易している。理由とは時に「このキャラはこんなことをしない」という指摘に形を変えて、物語の足枷となる。そんな風潮に辟易した私がよく観るのが、『世にも奇妙な物語』だ。仇討ちが許されている世界、とある部屋から出られなくなる世界――あらゆる不可思議な世界が物語の舞台となるが、誰もその世界が生まれた理由を問わない。なんて自由なんだろう、と羨んでいたら、いつのまにか五編、書いてしまっていた。
ただ、せっかくなので、ドラマでは不可能な、小説でしかできない仕掛けを施した。最後の話まで辿り着いたときは、その仕掛けにほくそ笑んでいただきたい。―朝井リョウ

編集者より

ドキドキする音楽と奇妙な展開、タモリさんの圧倒的存在感が印象的なドラマ「世にも奇妙な物語」。
『桐島、部活やめるってよ』でのデビュー、『何者』での直木賞受賞、『武道館』のドラマ化など、次々と話題を放つ著者が公言しているのは、テレビドラマ「世にも奇妙な物語」のファンであるということ。本作は、映像化したらいいな、と朝井さんが思って書いた五本の短編集です。本家に乗っ取って、第一話には正統派の怖い話、第二話には不思議な法律ができる世界、第三話はコミカルに…と、ドラマへのリスペクトが込められた一冊です。同時に、朝井さんならではの、現代への視点もきらりと光る一冊。二時間たっぷり楽しんでいただける作りなので、これからの寒い季節、ぜひ手に取ってみてください。

著者

朝井リョウ(あさい・りょう)

1989年5月生まれ、岐阜県出身。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2013年『何者』で第148回直木賞を受賞。『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞を受賞。他の著作に『スペードの3』、『武道館』など。

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