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帝都妖乱

定価¥1,650円(税別)

帝都妖乱

史上「最恐」のダークファンタジー

久楽健太

史上“最恐”の怪人――「黒外套」現る!!
日本國崩壊へのカウントダウンを前に、
セカイの平和は名もなき“はぐれ者”たちに託された!!

伝奇小説界の新星が書ききった
緊迫のダーク・ファンタジー!!

あらすじ

大東亜戦争に勝利してから七十年後の大日本帝国。帝都・東京では、謎の怪物「黒外套」による政府要人の暗殺事件が続発する。怪異専門の陸軍部隊「十三機関」に所属する巫女・篝市香は、久遠零介を仲間に引き入れようとする。彼には“この世ならざるモノ”を見る力があったのだ。古の秘術と最新科学を武器に、異形の者たちとの死闘を繰り広げるメンバーたち。だが、忍び寄る闇はあまりに根深く強大だった……。

 今回のお話は、「妖怪やらオカルトやらが実在する世界における、それらと社会との関わり方」を一つのテーマにしています。
 妖怪や異形の怪物が出てくる話、霊能力やらなんやらのオカルト設定が存在する話は、世の中たくさんありますが、その多くにおいて、作品世界の異形は、現実の社会から切り離され、設定の中だけで世界が完結してしまっているようにぼくには思えたのです。
 しかし、それが現実世界を舞台にした物語なら、社会と切り離して考えることはできません。悪い妖怪が、世界を滅ぼそうとしたら、軍事や諜報、国の安全保障に目を光らせる人たちが動きます。
 また、もし妖怪が人間の中で暮らすなら、それに併せて社会を整える必要が出てきます。法や制度の整備も必要だし、メディアや政治が、どう彼らを利用するかも考えなくてはならない。
 こういった「特殊な設定と社会との関わり」を描くことはSFの世界ではよくやられています。それが一ジャンルになっている。けれどもオカルト分野ではなかった。少なくとも、あえてそこに深く踏み込もうとした作品は多くなかったと思います。
『帝都妖乱』というお話は、そんな「オカルト設定と社会の関わり」をちょっと真面目に考えてみた物語なのです。

久楽健太

編集者より

進歩的で退廃的。矛盾をはらんだレトロな雰囲気の戦後日本を背景にして、秘術と技術を武器に、闇に潜む怪しげな異形の者たちと死闘を繰り広げていく……。
「男の子心」をくすぐる要素がこれでもか! とてんこ盛りです。
爽快アクションあり、冒険あり、仲間との熱い友情あり、渦巻く陰謀はミステリーとしても楽しめるでしょう。
ぜひ本書を読んで、忘れてしまった“少年だった頃の自分”を再熱させてください!!

著者

久楽健太(くらく・けんた)

1987年千葉県生まれ。日本大学文理学部卒業。『アルファマン・リターンズ』が講談社の創設したWEB公募新人賞「ワルプルギス賞」を受賞し2012年作家デビュー。他の著作に『アトラス 海洋機構トリックアート』がある。