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トップ > 単行本紹介 > 北斎まんだら

北斎まんだら/ 梶よう子

定価¥1,700円(税別)

北斎まんだら

梶よう子

葛飾北斎と娘のお栄、弟子入り志願の三九郎、美人画絵師の英泉。超人気絵師の有りようと、その周りの人間模様を描い絵画編歴史小説!

あらすじ

信州小布施の豪商、高井家の惣領息子・三九郎は、かの有名な絵師の葛飾北斎の弟子になるために江戸へやって来た。だが、まともには取り合ってもらえず、かまってくれたのは美人画で有名な絵師の渓斎英泉こと善次郎だけ。娘のお栄に火事見物につき合わされたり、枕絵のモデルをやらされたりで、弟子入りの話はうやむやのまま。そんな折、北斎の放蕩な孫・重太郎が奥州から江戸に戻ってきたことが伝わり……。

書評

『本』4月号にエッセイが掲載。主人公・高井三九郎のその後の生涯のことが書かれています。

編集者より

葛飾北斎の娘・応為の展覧会が開催されたのが2014年の2月。そのあたりから北斎の周辺人物が注目されるようになりました。本書もその流れを汲み、北斎そのものよりは、娘と同業者と弟子の3人に焦点を当てて、北斎像を浮かび上がらせています。そして登場人物たちを右往左往されるのが「枕絵」。つまり「春画」です。当時の絵師たちのほとんどは枕絵に手を染めていたらしい。本を読んでいただくと、枕絵が単にエッチな図画ではなく、絵師たちがその画法を駆使していたことがよくわかります。お栄(応為)はもちろん、三九郎(高井鴻山)も実在し、善次郎(英泉)は美人画の有名人。北斎を中心に実在の周辺人物たちが繰り広げる群像劇を、ぜひお楽しみください。

著者

梶よう子(かじ・ようこ)

東京都生まれ。'05年「い草の花」で九州さが大衆文学賞大賞を受賞。'08年「一朝の夢」で松本清張賞を受賞し、同作で単行本デビューを果たす。’15年、幕末に浮世絵を守り抜こうとした絵師たちの姿を描いた『ヨイ豊』で第154回直木賞候補になり、歴史小説家として大いに注目された。その他の著書に『立身いたしたく候』『こより屋おけい探鳥双紙』『桃のひこばえ 御薬園同心 水上草介』『連鶴』『葵の月』『五弁の秋花 みとや・お瑛仕入帖』などがある。

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