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トップ > 単行本紹介 > 301号室の聖者

301号室の聖者/ 織守きょうや

定価¥1,550円(税別)

301号室の聖者

織守きょうや

この病院には、あの病室には、何かがあるのではないか?

『黒野葉月は鳥籠で眠らない』が、2016年『このミステリーがすごい!』(宝島社)、『本格ミステリ・ベスト10』(原書房)でベスト20ランクイン! 『記憶屋』で日本ホラー小説大賞読者賞受賞!

注目度急上昇の作家、感動を呼ぶ書き下ろし長編リーガル・ミステリ

木村&高塚弁護士が登場した連作小説集『黒野葉月は鳥籠で眠らない』で読書界の高評を受けた著者が放つ、同弁護士シリーズ書き下ろし長編新作!

あらすじ

新米弁護士の木村は、所属する事務所の顧問先・笹川総合病院の、ある医療過誤訴訟をめぐる損害賠償請求事件を担当する。
訴訟にむけた調査や準備を進めるなか、亡くなった患者がいたその病院の、その病室で、短期間のうち立て続けに、他患者の急死、不自然な医療事故が起きる。
看護師の過失か、医療器具の不具合か、あるいは何者かの意志による犯行か。原因を探る木村が目にした、その病室〈301号室〉の真実とは──

書評

►「週刊文春」2016年4月14日号 「文春図書館 ミステリーレビュー」にて千街晶之氏に本作が「読後ようやく真の意味を悟らせるタイトルの巧さにも注目したい」「★★★★(★五つが満点)」と紹介されました。

書店員各氏の声

主人公・木村弁護士の、ひたすらに〈ひたむき〉な人間性が胸を打つシリーズ、一人の聖者に出会い友となることで、彼だけでない大人たちが自らを奮い立たせる……人間ってまだまだ捨てたもんじゃないよなあと力をもらえる作品です。
――――高松 宮脇書店本店・藤村結香さん


いやあ、面白かったです。手に汗握りながら、一挙に読了致しました。実話かと思うほどのリアリティは、現役弁護士ならではの豊富な知識によるものでありましょう。うならされました。お見事です。
――――大垣書店高槻店・井上哲也さん


扱っている内容自体は重いもので、しかも医療とか法律が絡んでくるのに、すごく読みやすく、一気に読めてしまうのが魅力だと思います。木村さんと高塚のキャラも、とても素敵でした。木村さんの誠実なところもかっこいいし、高塚のサラッとした優しさもカッコよかったです!
――――勝木書店本店 ・樋口麻衣さん


苦悩する若き弁護士が〈すべてが終わった後〉で直面する真実から、タイトルの真意が浮かび上がる見事なクライマックス。織守きょうやさんのさらなる飛躍を実感しました。
――――ときわ書房本店・宇田川拓也さん


答えはそれぞれの人によって違うけど、間違った方法であったかもしれないけど、誰かが誰かを思ってした事は、きっと相手に伝わると思います。それが罪だとしても。その罪を背負って生きていけると思いと思います。
――――丸善横浜ポルタ店・柳幸子さん


編集者より

デビュー作の『霊感検定』から、続編の『霊感検定Ⅱ』、今作登場の高塚弁護士も登場する『SHELTER/CAGE(シェルター・ケイジ)』、そして木村弁護士と先輩・高塚が奇妙な依頼人に翻弄される連作集『黒野葉月は鳥籠で眠らない』と、一作一作確実に小説の力を上げている織守きょうや氏の最新作です。2015年秋には『記憶屋』で日本ホラー小説大賞読者賞も受賞し、角川ホラー文庫の読者にもすでに馴染みのある書き手かもしれません。彼女の底知れない才能を示す今作は、書き下ろしの長編。ミステリの謎に、作者得意の法の理と、情の機微を巧みに織り交ぜながら物語は進み、心をゆさぶる展開が待っています。旺盛な創作意欲をもつ、まさに「これからの作家」の飛躍作となることを確信しています。

著者

織守きょうや(おりがみ・きょうや)

1980年、英国ロンドン生まれ。2013年、『霊感検定』で第14回講談社BOX新人賞Powersを受賞しデビュー。弁護士として働く傍ら小説執筆。2015年、『記憶屋』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。同年、『黒野葉月は鳥籠で眠らない』が、『このミステリーがすごい! 2016年版』で第19位、『2016本格ミステリ・ベスト10』で第18位にランクイン。次代を担う気鋭ミステリ作家として頭角をあらわす。他の著書に、『霊感検定2』『SHELTER/CAGE(シェルター ケイジ)』がある。本作は『黒野葉月は鳥籠で眠らない』の木村&高塚弁護士シリーズ初の長編。

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